日本の一世帯あたりの持ち物は約6000点といわれています。 その中でも、「書籍」「雑貨」「道具」などの小物が占める割合は半数を超える約3300点にも及びます。 これらを計画的な収納プランで上手く整理整頓することが、ストレスの少ない心地よい暮らしのはじまりです。 収納は建築延床面積の約10〜15%程度が必要といわれています。 収納スペースのあり方を良く考え、「みせる」収納と「しまう」収納を使い分けることですっきりとした暮らしをしませんか? |
■壁を収納にする 壁の厚みを利用した収納は、空間を有効に使うことができ、 生活小物や本などを収納するのに最適なサイズです。 また、地震の際も転倒の心配もなく安心です。 収納スペースが足らないなと感じたら、 廊下や家事スペースなどで収納に活用できる壁面を探してみましょう。 90㎝程度の幅で20㎝程度の奥行きがあれば、写真①のようにすっきりと収納できます。 写真②はウォールキャビネット。 ■床を収納にする 床下空間を利用するのも有効な収納手法のひとつ。 キッチンなどに採用される一般的な床下収納もありますが、 高床にして畳の下に収納スペースを設ければベンチや畳コーナーとして活用できます。 写真③④は畳座収納とダイニングテーブルの組み合わせ。 ■収納を間仕切りにする 間仕切収納や両面使いのオープンラックなどにより、 収納と間仕切り、2つの機能を兼ね備えることができます。 また、間仕切収納に「動く」機能を付加することでライフスタイルの変化に対応することができます。 例えば、写真⑤のように子供部屋の間仕切りとして使えます。子供達の成長に合わせ、 独立してからは間仕切収納を移動して趣味の部屋として使うこともできます。 写真⑥は「みせる収納」のウォールシェルフ。 空間を生かした収納、新しく家具を買うように みせる収納・・・初めてみませんか??? |